三大からくり人形
約180年前に作られた精巧なゼンマイ仕掛けのからくり人形。
久留米が生んだ「東洋のエジソン」こと田中久重が20歳代に作った
弓曳き童子、茶酌娘、文字書き人形の三大傑作を見に行った。
人形は今でも動くから驚きだ。
弓曳き童子は矢を取って的に射る。
茶酌娘は湯呑みを人前に運び、終われば向きを変えて帰る。
文字書き人形は筆を硯に付け正面の紙に書き、書き終えたのを
人に見せる。この人形は寿を始め4文字まで書き分けられる。
からくりの動力は鯨のひげを使う。歯車とカムで微妙な動きをつくり
糸を伝わって関節を動かすが、動くだけでなく顔が指先の方を追って
人間の動作と変わらない。見せることを考えた傑作である。
現代、ロボットが我が国のあらゆる産業を支えているが、その源泉は
江戸時代にあるようだ。
